猫の糖尿病の漢方薬治療

猫(ラグドール)のミヤビちゃんは、9歳のとき、糖尿病になってっしまいました。体重も10kgから8kgに減って、多飲多尿がつづき、血糖値も200から400くらいで、なかなか安定せず困っていました。が、思い切って、1週間だけ、インシュリンを打ち、それから漢方薬治療だけで、尿糖もおりず、血糖値も100前後でコントロールできています。もう1年半になりますが、血糖値も2度とあがることなく、元気に生活できています。糖尿病の子は、腎臓も劣化しやすいので、これから高齢になってきたら、腎臓をさらに漢方でケアしていければ、と思います。上は発症時、下は、今の写真です。

 

猫の糖尿病

猫のムータンは14歳。一年前に糖尿病になり、インシュリンを一ヶ月打っても、血糖値が400代と高く、少しでも落とせればと、漢方薬治療を試しに来院されました。1年経った今年に入って、インシュリンを打たなくても、尿糖がでなくなりました。もう注射をうたなくてもよくったので、ストレスがずいぶんなくなりました。ただ漢方はまだ飲んでいますが、漢方だけでは低血糖になることはないので、安心です。

猫の糖尿病

猫のムータンちゃんは15才くらい。昨年末より糖尿病が発覚し、インシュリン治療を開始しましたが、血糖値が、400台までしかおちつず、かかりつけの先生からは、高度医療センターへの通院をすすめられてしまいました。しかし、漢方薬を試してみようと来院されました。インシュリンとの併用ですが、1か月で、血糖値が100台までおち、その後約半年間、うまく血糖はコントロールできています。注射するインシュリンの量も半分以下には減っていますが、まだ、なくすところまではできていません。低血糖がこわいので、理想的には、インシュリン打たなくても漢方薬だけで、血糖をコントロールできるようになるのが、目標です。

糖尿病でも、がんばってます。

柴犬のモコちゃんは、人間が食べるものが大好きです。
8才になって、糖尿病になってしまいました。
なんとかインシュリンをうたずに、漢方薬を飲んで、頑張っています。
でもどうしても人が食べるものが食べたくて仕方ありません。

震災時にもし糖尿病だったら

この度の震災で、ご家族を亡くされたり、避難生活を余儀なくされている方々のことを思うと、胸が痛みます。家族同様であるペットたちも同じように、すべてが足りない中で、避難生活してることでしょう。もちろん健康ならばまだしも、慢性の病気で治療が継続的に必要な場合は、困ってしまいます。例えば、腎不全で点滴が必要な場合は、避難生活の中での治療は難しいでしょう。あとは、注射が必要な場合、例えば、糖尿病でインシュリンの注射を毎日打たないといけないような場合は、滅菌した注射と冷やしたインシュリンを常に用意しておくのは困難だと思います。ただこういう時こそ、持ち運びと保存が安易な固形の漢方薬が役にたちます。8歳のフレンチブルのコテツちゃんは、夏に糖尿病が発症しました。血糖値も3倍に上がり、尿糖もおりていましたが、インシュリンは使わず、漢方薬で治療し、半年以上、血糖値を正常値にコントロールしてきました。もちろん尿糖も検出されません。漢方薬を止めることは怖くてできないですが、少量の漢方で、このまま治療していくことに飼い主さんも喜んでもらっています。あと点滴ほど即効性はありませんが、腎臓の機能を高める漢方薬もあります。もし、震災で避難生活をしている犬や猫で、漢方薬治療など、ご相談したいことがあれば、よろこんで受け付けますのでご連絡ください。交通さえゆるせば、往診をしにいくことも可能になる日も近いでしょう。(たとえお金をとらなくても、動物医療行為は、対面でしないと、法律的にも、安全の面でも、許されていませんので、薬を送るだけということはできませんが)

ジャックラッセルテリアのアトピー性皮膚炎

ジャックラッセルテリアのくうちゃんは、まだ1才半。
小さい時から、ワクチンでアナフラキシーのアレルギー反応があり、顔が腫れてこまったり、皮膚病がでたりしたそうです。胸から広がった皮膚病が、治療をしても治らず、だんだん足にまでひろがり、下半身全体が赤くかゆくなって、アトピー性皮膚炎ではないかと、1才の時に、来院されました。漢方薬を使って半年かかりましたが、もうお腹も手足もきれいになりました。

幼少時からワクチンアレルギーのでる子は、やはり、遺伝的に免疫力の弱い子が多く、皮膚病もでやすく、簡単にステロイドを使った治療をすると、免疫力がさらに弱まって、アトピー性皮膚炎のようになって、皮膚病が悪化し、しまいにはひどい状態で慢性化してしまう子が多いです。皮膚病だけでなく、膀胱炎や、足腰の病気、それから糖尿病など、ずっと動物病院にかよいずめになってしまうことがあります。こういう子こそ、若いうちに、漢方薬を使って免疫力をつけながら、体質改善をはかるのが、他の病気の予防という意味でも、これから長い一生において、とても大事になります。
治ったくうちゃん。

コーギーの皮膚アレルギー

コーギーのクッキーちゃんは、5歳です。
背中の皮膚病がなかなかなおらず、
前の病院でアトピー性皮膚炎といわれ、毎日ステロイドを飲んでいましたが、
お腹がでてきて、多飲多尿という症状が見られてきたので、
心配になって漢方治療にこられました。(糖尿病が心配でした)
途中で、チキンのごはんアレルギーがあったり、
季節性の花粉のアレルギーがあったりして、時折皮膚病がでたりしていたのですが、
9ヶ月たってようやくきれいになりました。
最近、植物の花粉でかゆみが突然でたりしたのですが、
ステロイドを使わなくても、体質が改善した今は、
そういう時でも抗ヒスタミン剤で
十分よくなります。
Photo

糖尿病

みかんちゃんは糖尿病の治療中。
なかなか血糖値がさがらないとうご相談だったので、
最近、漢方治療もはじめました。
飼い主さんは、このところよく笑ってますとおっしゃいます。
どんなの笑顔なのかな?
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