悪性リンパ腫のチワワ

チワワのミルクちゃんは9歳。1年前に下顎(顎の下)リンパや脇の下のリンパ節の腫れから、悪性リンパ腫と診断され、その状態の悪さから、抗ガン剤治療しても3ヶ月の余命と宣告されてしまいました。抗ガン剤を選択せず、当院で漢方治療をはじめて一年以上たちます。今年も元気に桜をみることができました。

抗ガン剤での治療で寛解しても、やはり再発する確立はたかく、しかも再発した場合は、身体が弱っている分、確実に癌が悪化しているので、もうそれ以上の治療はできず、多臓器不全で亡くなることが多いです。ただ、漢方薬で治療した場合は、一年も元気で生きている子は、再発の確立はかなり低く、身体の免疫力をあげている分、老化対策にもなるのが利点です。(癌が漢方薬で抑えられないくらい悪性度がたかければ、一年以上はなかなか生きられないです。ただし、たとえ亡くなっても癌による多臓器不全で苦しむ子はまずいません)

猫の悪性乳癌の再発

猫のこももちゃんは、12歳。乳腺がんの2回の摘出手術をへて、脈管侵襲という転移の兆候がみられたため、抗ガン剤とまよいながらも、漢方薬治療を1年前からはじめました。一年元気ですごし、大学病院の精密検査でも転移の兆候なしと、うれしい報告がありました。

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ちょっと怒ってますけど。

犬の肛門周囲腺腫

10歳の雑種のみくちゃんは、お尻にできものができ、他院でアポクリン腺癌と診断され、放射線治療をすすめられ、高齢なので、それがいやで、漢方薬治療に来院されました。漢方薬で治療して1ヶ月くらいで小さくなりました。細胞の病理検査では、肛門周囲腺腫と診断されました。半年たった今は、もうしこりもないです。漢方治療する場合は、アポクリン腺癌でも肛門周囲腺腫でも同じように身体に負担のない漢方薬で治療できるので、困らないです。西洋医学なら、癌と診断されたら放射線治療とか、抗ガン剤とか、かなり身体にダメージがあったでしょう。癌か癌でないかで大違いの治療法となるのが現状です。ですから、まだ腫瘍が悪性かどうかあやしい段階でも漢方治療は意味があると思います。

1月のお尻

みく2月

みくちゃん