高齢の猫ちゃんは、どうしても腎臓が弱ってくることが多いです。
予防的にも早くから治療するのが良いです。
とらちゃんは、16歳くらいから漢方薬を始め、大過なく、21歳になりました。

ケアンテリアのさえちゃんは、他院にての入院中に下痢がはじまりアルブミンが1.3までおちてしまい、それから半年ちかく、ステロイドと免疫抑制剤で治療していました。13歳となり、これから老化がすすむことを心配され、来院されました。漢方薬治療はじめて、3ヶ月くらいでステロイドも免疫抑制剤もぬけました。おそらく入院のストレスが、胃腸に傷をつけてしまったことが、きっかけだったと思いますが、ここまでアルブミンが下がるのは、やはり年齢など、何かの理由での免疫力の低下が大きな要因だったと思います。ただ、それから3年以上の間、ステロイドは使わずに、漢方薬のんで、アルブミンを2以上に維持できていますので、うまくケアできていると思います。今は、腎臓の方も老化で弱ってきたので、そちらのケアも漢方薬でしています。
老化が理由のような、免疫低下からくる病気や、腎臓の機能低下には、良い西洋の薬はないので、漢方薬で、免疫力あげながら、ケアしていくのが、良いと思います。

ラブラドールのはなちゃんは、まだ子犬の時に頭蓋骨を陥没する事故があり、目がよく見えなくなってしまいました。しかし、快活な性格で、目の見えなことが気にならないくらい、楽しく、のんびり暮らしていました。私が出会った5歳の時に診察すると、尿にたんぱくがおりていて、クレアチンの量もおおく、ネフローゼという腎臓の問題があることがわかりました。慢性的に落ちた腎機能は、回復できないので、漢方薬で少しでも進行を抑えるようなつもりで、10年以上にわたって治療していました。17歳になる今年、残念ながら、老衰でなくなりましたが、最後まで腎機能は保つことができました。いつまでも大きな赤ちゃんのような愛嬌たっぷりのワンちゃんでした。

キャバリアのちいちゃんは、7歳の時、3年にわたる繰り返す下痢で、IBD,リンパ管拡張症と診断され、ステロイドや、アトピカという免疫抑制剤を飲み続けないと治らないといわれ、毎日飲んでいました。しかしついに肝臓の機能が悪化して、漢方薬治療に来られました。少しづつステロイドもアトピカも減らして、4ヶ月くらいでやめることができ、下痢も漢方薬で抑えられるようにはなりました。その後、心臓病がだんだん悪化して、他の専門病院で僧帽弁の軸索の再建手術を受けることになり、その後の心臓と腎臓のケアに、漢方薬をうまく使っています。10歳をこえて、たまに下痢になることもありますが、アルブミンを落とすことなく、ステロイドやアトピカは使わず、漢方薬だけで、心臓や腎臓、肝臓も含め上手にケアできています。このようないろんな慢性の臓器の負担を、統合的治療する老後のケアは、漢方薬が適していると思います。

高齢の猫ちゃんは、腎臓が弱ってくることが多いです。そういう時に、西洋医学では点滴か炭をのませて、腎臓にたまる毒を外に出すしか方法がないですが、漢方薬では腎機能をよくしてあげることができます。
スコテッシュホールドのマオちゃんは、7歳で、腎結石から腎臓をいため、腎機能の極度の低下(CRE10)と腎性貧血(Hct20)で、命を危うくしました。漢方薬と皮下点滴で、なんとか透析寸前の腎臓を治療しました。腎臓が機能をかなりやめてしまったので、今もそのケアを続けています。
もう2年半たち10歳になりますが、免疫力を上げて治療してますので、毛並みもすごい良く、他の病気になることなく、元気に毎日暮らしています。
ちょっとご機嫌ななめなマオちゃん(お正月の点滴後)
