アレルギー

バーニーズのみるきぃちゃんは、子犬の頃からフードで下痢をし、ワクチンや、お薬でもアレルギー反応を起こしてしまうほど、体のとても弱い子でした。当院へ来られた時は、まだ1歳の頃でしたが、バーニーズにしては体格も小柄で後肢も弱く、毛もパサパサな状態。

漢方で体質改善を始め、4歳になった今では免疫も上がって、便も安定し、毛並みもとても良くなって健康に過ごしています。

キャバリアの脂肪織炎と心臓 

キャバリアのみかんちゃんは7歳。避妊手術の後、縫合糸からアレルギー反応で(脂肪織炎)お腹の皮膚の炎症をくりかえし、ステロイドでないと再発を防げませんでした。漢方治療して3ヶ月以上、ステロイドはいらない状態になりました。脂肪織炎は漢方薬治療はとても有効ですからこのままステロイドはなくせると思います。さらにキャバリアによくある心臓疾患も患っているので、冬になると歩けなくなることが多かったのですが、漢方薬で血のめぐりがよくなり、元気に歩くようになりました。

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アルブミン低下、アレルギー、胆泥症の漢方薬治療

ジャックラッセルテリアのはなちゃんは6歳。昔からアレルギーといわれ、療法食を食べ続けて、アルブミンが下がるのをステロイドで治療しないといけない状態で、蕁麻疹や、脱毛もありました。療法食とステロイドでいつまでも逃げるのではなく、根本治療をしたいと思い、来院されました。

漢方薬治療をして、ステロイドは使わないでよくなり、療法食も不要になりました。もちろん、免疫力があがった結果として、脱毛も改善しました。胆嚢の泥も減り、体調はずいぶん良くなりました。ただ、たまに蕁麻疹がでることはありますが、冷やせば引く程度におちついています。

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お腹の皮膚炎とむくみの漢方治療

柴犬のふくちゃんは、3歳。お腹にむくみや皮膚炎ができ、アレルギー性のものだといわれ、食事を変えたりしていたのですが、効果ないので、来院されました。あと、散歩の途中に貧血のように歯茎が白くなり座り込む、というようなことも多く、心配されていました。

お腹の下腹部にむくみがあり、皮膚炎がおきていたので、漢方で炎症をおとし、むくみをとりました。血の巡りもよくなり、毛並みも改善して、散歩中に座り込むようなこともなくなりました。

アレルギー性の皮膚炎は、アレルゲンを摂取した後、時間的にすぐになるので、分かりやすく、食の対策も、そしてその効果もすぐ現れます。それでも効果のない慢性の皮膚炎にいつまでもアレルギーだといって、血液のアレルギー検査したり、療法食をたべさせつづけるのは、時間の無駄のことが多いです。原因がアレルゲンでなく、体質にあることが多いので、漢方薬で体質を改善するのがよいでしょう。

 

 

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治療前

 

 

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治療後

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ゴールデンの皮膚病

ゴールデンのソランちゃんは1歳6ヶ月。他院にてアレルギーといわれ、ステロイド治療をはじめましたが、まだ若いですし、このまま一生ステロイドを飲み続けるのも怖いので、漢方治療をしに来院されました。1月で皮膚の膿皮も痒みも落ち着き、2月たった今は、発毛もふえました。もう1,2ヶ月で体質改善も終わると思います。やはり若いので、治療も体質改善も早いです。もし、もう何年もステロイドをやっていたら、だんだんと治しにくくなるのですが、よかったです。

治療前のお腹(また) 膿皮が多くあります

2か月後の痒みがなくなったお腹

アナフラキシーショックとアトピー性皮膚炎

シュナウザーのらんちゃんは5歳。3年前にアナフラキシーショックで危険な目にあったことがあります。今回は、全身の皮膚病、膿皮症で、来院されました。一ヶ月の漢方治療で、ほぼ完治まで治療がすすみました。ただ、アナフラキシーショックのような、強烈なアレルギー反応がある子は、やはり免疫力に問題をかかえていることが多く、そういう子が、アトピー性皮膚炎などの慢性の皮膚病になる例が多くあります。その場合は、やはり免疫力をあげる漢方薬で、免疫力を向上させると、皮膚病だけでなく、いろんなアレルギーを予防することになると思われます。

アビシニアンの好酸球性肉芽腫(猫のアトピー性皮膚炎)

アビシニアンのカリンちゃんはまだ一歳なのに、アトピー性皮膚炎とか食物アレルギーで下痢したり、病気つづきで困りました。下痢は、ご飯を療法食にして治ったようでしたが、皮膚の方は耳や顔に常に傷ができて、カラーがなかなかはずせません。ただステロイドは極力避けてきたそうですので、漢方薬治療と、飼育指導で、2ヶ月で、きれいになりました。こういう若い子は、きちんと漢方薬で治療して体質改善すれば、その後、ずっと楽になります。おそらく、もう少し体質改善をすすめれば、ご飯もいろんなものが食べても下痢しなくなるようになりますよ。
治療時のカリンちゃん(目のまわりのかさぶたが痛々しいです)
2ヶ月後のカリンちゃん(くつろぎ過ぎですみません)

プチブラブラバンソンって?

プチブラバンソンのハブルちゃんはまだ1才半です。皮膚にアレルギーがあるのですが、そのために他院で、抗生剤の注射をうったら顔が腫れるなどのアレルギーになってしまったらしく、漢方薬での治療をしに来られました。まだ若いので、今から漢方薬で免疫力をつけると、いろんなアレルギー反応も改善していくと思います。とても珍しい犬種で、まずお目にかかることはないのですが、どこかなつかしい気になるのはなぜでしょうか。

ウエスティのアトピー

ウエスティのりょうまくんは3才。生後5ヶ月から皮膚病や、下痢で、アレルギーだといわれてきました。下痢は食事をアレルギー食にして治ったようですが、皮膚のほうは治らず、アトピー性皮膚炎といわれ、インタードッグをを28回もうっても治らないので、結局ステロイドでかゆみを抑えてきました。今回、漢方治療を試してもらったのですが、2ヶ月かけて慎重にステロイドをぬき、4ヶ月経った今は、皮膚はずっとよくなりました。

季節的にアレルギーに注意して

春めいてくると、草花のアレルギーや虫刺されによるアレルギーなどがでやすい季節になります。フレンチブルのアズちゃんは、以前、難治性の皮膚病で漢方薬治療して完治した子です。今回は、急に繰り返す嘔吐と、同時に、身体のフケとともに、全体がなみうつように腫れものができ驚かれましたが、私が診た次の日には何もなかったかのように治っておりました。おそらく、なにかアレルギー反応を起こすものを食べた(なめた)か虫刺されだと思われます。

ハルペッツクリニック東京もよろしくお願いします。