バーニーズのみるきぃちゃんは、子犬の頃からフードで下痢をし、ワクチンや、お薬でもアレルギー反応を起こしてしまうほど、体のとても弱い子でした。当院へ来られた時は、まだ1歳の頃でしたが、バーニーズにしては体格も小柄で後肢も弱く、毛もパサパサな状態。
漢方で体質改善を始め、4歳になった今では免疫も上がって、便も安定し、毛並みもとても良くなって健康に過ごしています。
柴犬のふくちゃんは、3歳。お腹にむくみや皮膚炎ができ、アレルギー性のものだといわれ、食事を変えたりしていたのですが、効果ないので、来院されました。あと、散歩の途中に貧血のように歯茎が白くなり座り込む、というようなことも多く、心配されていました。
お腹の下腹部にむくみがあり、皮膚炎がおきていたので、漢方で炎症をおとし、むくみをとりました。血の巡りもよくなり、毛並みも改善して、散歩中に座り込むようなこともなくなりました。
アレルギー性の皮膚炎は、アレルゲンを摂取した後、時間的にすぐになるので、分かりやすく、食の対策も、そしてその効果もすぐ現れます。それでも効果のない慢性の皮膚炎にいつまでもアレルギーだといって、血液のアレルギー検査したり、療法食をたべさせつづけるのは、時間の無駄のことが多いです。原因がアレルゲンでなく、体質にあることが多いので、漢方薬で体質を改善するのがよいでしょう。
治療前
治療後
アビシニアンのカリンちゃんはまだ一歳なのに、アトピー性皮膚炎とか食物アレルギーで下痢したり、病気つづきで困りました。下痢は、ご飯を療法食にして治ったようでしたが、皮膚の方は耳や顔に常に傷ができて、カラーがなかなかはずせません。ただステロイドは極力避けてきたそうですので、漢方薬治療と、飼育指導で、2ヶ月で、きれいになりました。こういう若い子は、きちんと漢方薬で治療して体質改善すれば、その後、ずっと楽になります。おそらく、もう少し体質改善をすすめれば、ご飯もいろんなものが食べても下痢しなくなるようになりますよ。
治療時のカリンちゃん(目のまわりのかさぶたが痛々しいです)
2ヶ月後のカリンちゃん(くつろぎ過ぎですみません)
春めいてくると、草花のアレルギーや虫刺されによるアレルギーなどがでやすい季節になります。フレンチブルのアズちゃんは、以前、難治性の皮膚病で漢方薬治療して完治した子です。今回は、急に繰り返す嘔吐と、同時に、身体のフケとともに、全体がなみうつように腫れものができ驚かれましたが、私が診た次の日には何もなかったかのように治っておりました。おそらく、なにかアレルギー反応を起こすものを食べた(なめた)か虫刺されだと思われます。
ハルペッツクリニック東京もよろしくお願いします。