門脈シャントで漢方治療をして11年以上。
カニヘンダックスのにこちゃん。
よく頑張りましたね。
ケアンテリアのさえちゃんは、他院にての入院中に下痢がはじまりアルブミンが1.3までおちてしまい、それから半年ちかく、ステロイドと免疫抑制剤で治療していました。13歳となり、これから老化がすすむことを心配され、来院されました。漢方薬治療はじめて、3ヶ月くらいでステロイドも免疫抑制剤もぬけました。おそらく入院のストレスが、胃腸に傷をつけてしまったことが、きっかけだったと思いますが、ここまでアルブミンが下がるのは、やはり年齢など、何かの理由での免疫力の低下が大きな要因だったと思います。ただ、それから3年以上の間、ステロイドは使わずに、漢方薬のんで、アルブミンを2以上に維持できていますので、うまくケアできていると思います。今は、腎臓の方も老化で弱ってきたので、そちらのケアも漢方薬でしています。
老化が理由のような、免疫低下からくる病気や、腎臓の機能低下には、良い西洋の薬はないので、漢方薬で、免疫力あげながら、ケアしていくのが、良いと思います。
コッカーのヴァンちゃんは1歳。嘔吐を繰り返すので、検査したところ、ポリープができていて、さらにラセン菌もあったそうです。西洋医学で除菌しても嘔吐なおらないので、漢方薬を試しにこられました。
漢方で胃腸の状態、そして胃自体の免疫力をあげて、胃の状態をよくして、嘔吐はとまりました。
嘔吐自体は、胃が物をうけつけない、SOSを出している状態ですので、しっかりやすませて、漢方薬で治療するのがよいです。
胃の嘔吐中枢を遮断するような強い西洋の薬をつかって無理やり嘔吐をとめると、胃自体の機能、そして胃の免疫力は弱ってしまいます。その時だけは嘔吐はとまりますが、かえって胃が弱ってしまい、また嘔吐を繰り返すようになります。注意が必要です。
ヴァンちゃん
10月号のフレンチブルの雑誌、BUHI、掲載のお知らせ
皮膚病についての記事が掲載してありますので、参考にしてください。
ハロウイーンの衣装をきたレオちゃん、11歳。
皮膚病で漢方治療しています。
追記:記事はこちらで読めるようです。漢方・東洋医学で犬(フレブル)の寿命をまっとうさせる〜「ハルペッツクリニック東京」林晴敏院長〜