脊椎(胸椎、腰椎)の異常と、心臓の機能低下

ダックスのセナちゃんは、9歳の時、突然足がふらついて、来院されました。胸椎と腰椎の一部にズレがあり、脊椎ヘルニアと呼ばれる症状でした。同時に心臓の肥大と機能低下がみられました。幸いにも1週間で歩行可能になり、退院できました。(慢性的なステロイドの投与はよくないといっていますが、こういうときは、一時的にステロイドの注射をして神経を活性化させます。)ヘルニア治療以外にも、心臓の機能を高めるために、心臓の薬をのんでもらい、脊椎の整体もほどこし、半年にわたって、レーザー治療も週一回しました。すると心音でいうレバインⅢからⅡへと、心臓の機能が良くなりました。13歳になった今まで、ヘルニアの再発はなく、心臓も良好な状態を維持しています。