毎年この時期になると、花粉症になるワンちゃんが増えます。ただ症状は、人間のようにくしゃみ鼻水という子は少なく、どちらかというと、顔の周辺のかゆみや腫れが多いです。耳の耳介が赤くなったり、目が腫れぼったくなったり、口の周りが赤くかゆみがでたりすることが多いです。ハルペッツクリニックでの漢方薬治療より、アレルギー性の皮膚炎が一端治って治療が終わっていた子も、この時期だけ、少し顔の周りだけ皮膚病が再発して、来院される場合もあります。パピヨンのゆずちゃんもそんなケースで、口の周りが少し赤くなってしまいました。ただこの時期だけの治療でよいので、そんなにひどいかゆみではないので、心配しなくてもよいです。抗ヒスタミン剤は人間の場合は眠くなり、仕事の効率が落ちるのでつかいたくないですが、犬の場合は、寝てもらってもそんなに困ることはないので、(警察犬とかは困るでしょうが)とんぷくで使えますし、もちろん漢方薬やサプリメントもありますし、使うのも花粉の時期だけでよいですから。