柴犬のIBD(慢性の下痢)

柴犬のシバオちゃんは、もうすぐ6歳。子供の時からお腹が弱く、よく下痢をしていました。ただ、3,4ヶ月下痢がつづくので、西洋医学で治療しました。免疫抑制量のステロイドと、免疫抑制剤をも使用しても、下痢がコントロールできなくなってしまいました。そこで、漢方治療を試しに来院されました。ステロイドの飲みはじめてまだ、まだ半月ほどと、すぐ来てくれたこともあり、一ヶ月ほどで、ステロイドなしでも、硬い便をするようになり、安心しました。

急性な下痢にたいして、ステロイドの一時的な投与で、下痢をとめるのは、仕方ないことですが、それがコントロールできなくなったり、下痢が慢性化する場合は、やはり漢方で免疫力をつけながら治療したほうが予後がよいと思います。

下痢が治って笑顔のシバオちゃん