ジャックラッセルテリアのくうちゃんは、まだ1才半。
小さい時から、ワクチンでアナフラキシーのアレルギー反応があり、顔が腫れてこまったり、皮膚病がでたりしたそうです。胸から広がった皮膚病が、治療をしても治らず、だんだん足にまでひろがり、下半身全体が赤くかゆくなって、アトピー性皮膚炎ではないかと、1才の時に、来院されました。漢方薬を使って半年かかりましたが、もうお腹も手足もきれいになりました。
幼少時からワクチンアレルギーのでる子は、やはり、遺伝的に免疫力の弱い子が多く、皮膚病もでやすく、簡単にステロイドを使った治療をすると、免疫力がさらに弱まって、アトピー性皮膚炎のようになって、皮膚病が悪化し、しまいにはひどい状態で慢性化してしまう子が多いです。皮膚病だけでなく、膀胱炎や、足腰の病気、それから糖尿病など、ずっと動物病院にかよいずめになってしまうことがあります。こういう子こそ、若いうちに、漢方薬を使って免疫力をつけながら、体質改善をはかるのが、他の病気の予防という意味でも、これから長い一生において、とても大事になります。
治ったくうちゃん。