猫の腎臓病、肥満細胞腫、悪性リンパ腫の漢方薬治療

猫のピーコちゃんは、12歳の時、肥満細胞腫、肝臓の炎症、そして悪性リンパ腫の疑いなど、病気をたくさんもっていて、どうしてもステロイド治療ばかりされるのが心配で、漢方治療をはじめました。それらの炎症や腫瘍は、すべて漢方薬でケアして、今は16歳になりました。今一番優先して治療しているのは、腎臓です。どうしても猫ちゃんは、高齢になると腎臓が劣化してくるので、それを上手に漢方薬でケアしていくと、良い老後をおくることができますから。

悪性リンパ腫のチワワ

チワワのミルクちゃんは9歳。1年前に下顎(顎の下)リンパや脇の下のリンパ節の腫れから、悪性リンパ腫と診断され、その状態の悪さから、抗ガン剤治療しても3ヶ月の余命と宣告されてしまいました。抗ガン剤を選択せず、当院で漢方治療をはじめて一年以上たちます。今年も元気に桜をみることができました。

抗ガン剤での治療で寛解しても、やはり再発する確立はたかく、しかも再発した場合は、身体が弱っている分、確実に癌が悪化しているので、もうそれ以上の治療はできず、多臓器不全で亡くなることが多いです。ただ、漢方薬で治療した場合は、一年も元気で生きている子は、再発の確立はかなり低く、身体の免疫力をあげている分、老化対策にもなるのが利点です。(癌が漢方薬で抑えられないくらい悪性度がたかければ、一年以上はなかなか生きられないです。ただし、たとえ亡くなっても癌による多臓器不全で苦しむ子はまずいません)

犬の悪性リンパ腫

昨年も載せたことのある、レナちゃんです。
悪性リンパ腫で漢方治療して2年たちました。
大学病院で抗がん剤治療中にぼろぼろになってこられたのですが、それ以来、一度も病気らしい病気はせず、健康な状態を維持しています。
もう10歳になるのですが、まだまだ若々しい姿をみせてください。

小さい時からの体質改善

シュナウザーの姫ちゃんは、生後7ヶ月で皮膚病ができてきたので、漢方治療を3週間して完治しました。

これからも、漢方は飲み続けるつもりです。

なぜなら、この子を飼う前にいた、コーギーの親子、(くうとてん)が、ともに悪性リンパ腫となった晩年を、漢方治療した経験があるからです。

弱い子ほど若い時から漢方薬で免疫力をあげて、体質改善するのが理想ですから。

今は亡き、くうちゃん(上)とてんちゃん(下)

 

悪性リンパ腫でも、へっちゃらです

シーズーのレナちゃんは8才。
一年前に、悪性リンパ腫の抗がん剤治療でかなり弱り、背中の毛もぱさぱさにぬけた状態で来院され、そこから漢方薬治療を開始して、回復しました。
そこで抗がん剤は止めて、漢方治療のみ選択してくれました。(一度昔のブログにのせました)
漢方治療をはじめて、一年をすぎ、ずっと元気で、病気することなく過ごしてくれています。
このまま寿命まで健康に生きてもらうのが、飼い主さんと私の目標です。

最近のレナちゃん

皮膚型の悪性リンパ腫

シーズーのチャムちゃんは、9歳。皮膚型の悪性リンパ腫の再発で抗がん剤治療を経験してきました。ここ一年で3度目の再発で、大学病院で、3度目の抗がん剤治療中の6月に、背中や顔の脱毛や元気の消失など、苦しむ様子が可哀想で、少しでも生活の質が改善してくれればと、漢方治療をしに来てくれました。今は、足には腫瘍はもっていますが、生活としては、元気に回復し、なんとか良い年を迎えてくれそうです。背中の毛もしっかりはえそろい、トリミングにいけるようになったのでした。