免疫介在性血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血(エバンス症候群)、白血病

8歳の時に来院したくぅちゃんは、とても重たい病気が重なって出てきてしまい命に関わるような大変な状態でした。

まずは免疫介在性血小板減少症となり、それをステロイドと免疫抑制剤で治療、その治療中に貧血が出てきてしまったということで来院してくれました。受診当時は、すでに血小板は正常値以上にはなっていましたが、今度は血小板が多すぎる状態となり、白血球も通常の倍以上になり、貧血が進行しているという、骨髄の癌である白血病の様な状態でした。

とても多いステロイド量と免疫抑制剤でしたので減薬が大変でしたが、漢方をしっかり飲んでくれて今はステロイドも免疫抑制剤も休薬して漢方のみで治療中です。しばらくの間は再発がないように漢方を続けていく予定です。

久しぶりに心臓病のチェックで受診してくれました。毛もふさふさになりとてもかわいいチワワちゃんです。重たい病気になってしまいましたが、漢方で乗り越え、今後もさらに強くなって長生きしていきましょうね。

IBD炎症性腸疾患

10歳の時に来院したさくらちゃん、当初はアルブミンが低下する下痢で痩せてしまっていました。今は写真の通り元気ですが、ひどい時にはアルブミンが1.0になってしまう重症な子で、ステロイドと免疫抑制剤もたくさん飲んでいました。今ではそれらは休薬し漢方のみで維持しています。トリミングしてすっきり可愛いお写真頂きました!今は元気な12歳、引き続き良い年を重ねていきましょう!

免疫性関節炎

1歳で関節リウマチと診断されてしまったクレールちゃん。他の動物病院でステロイドをたくさん処方されていましたが、漢方で徐々に減薬し頑張っています!主治医では一生ステロイドと言われてしまっていましたが、今は当初の1/8のステロイド量となっています。ステロイドは依存性がある為すぐには抜けないですが、体に負担ないよう慎重に抜いていきます。今の治療が将来の健康に繋がっているので引き続き頑張りましょうね!漢方でこの通り毛もふさふさです!

免疫介在性眼瞼炎

免疫介在性眼瞼炎で治療中のイーグルちゃん。ステロイドと免疫抑制剤を内服中に受診頂き、今ではステロイドは休薬し漢方のみで治療中です。眼瞼周囲の腫れも引き、炎症により脱毛していた毛も生えて可愛いお顔に戻っています。ご機嫌なお顔のお写真も送ってくださいました。引き続き治療頑張りましょう!

急性骨髄性白血病の漢方薬治療

ダックスのチップちゃんは、3歳の時、急性骨髄性白血病を発症し、他院にて、大量のステロイドと抗がん剤と、輸血を2回して、1ヶ月後に来院されました。ステロイドも免疫抑制量の最大量を投与され、それでも白血球がまたあがってきて、なにより、そうした過酷な治療の副作用で、肝機能が壊れる寸前までいってしまったので、藁をもすがる気持ちで、お父さんは、こられたと言っていました。私も、すぐに漢方治療開始したことは何度もあるのですが、このよう1ヶ月も大量のステロイドを投与された子が、治るかどうかわかりませんでした。ただ、お父さんの愛情がすごかったので、そのエネルギーだと思いますが、なんとか、漢方治療しながら、肝臓と白血球をまずなおしはじめました。それからステロイドを減らしていき、実際にステロイドが抜けたのは、一年半立った後でした。それからほぼ寛解して、肝臓もすべて安心するのに、合計三年かかかりましたが、10歳近くなった今も、元気にすごしています。

慢性下痢、アルブミン低下(IBD)の犬の漢方薬治療

ケアンテリアのさえちゃんは、他院にての入院中に下痢がはじまりアルブミンが1.3までおちてしまい、それから半年ちかく、ステロイドと免疫抑制剤で治療していました。13歳となり、これから老化がすすむことを心配され、来院されました。漢方薬治療はじめて、3ヶ月くらいでステロイドも免疫抑制剤もぬけました。おそらく入院のストレスが、胃腸に傷をつけてしまったことが、きっかけだったと思いますが、ここまでアルブミンが下がるのは、やはり年齢など、何かの理由での免疫力の低下が大きな要因だったと思います。ただ、それから3年以上の間、ステロイドは使わずに、漢方薬のんで、アルブミンを2以上に維持できていますので、うまくケアできていると思います。今は、腎臓の方も老化で弱ってきたので、そちらのケアも漢方薬でしています。

老化が理由のような、免疫低下からくる病気や、腎臓の機能低下には、良い西洋の薬はないので、漢方薬で、免疫力あげながら、ケアしていくのが、良いと思います。

肝臓の門脈シャント漢方薬治療

マルチーズのはっちちゃんは、3歳の時、門脈シャントと肝臓の機能障害で来院されました。低アルブミンで腹水もありました。それからステロイドはつかわず、漢方薬のみで治療してきました。油断はできないのですが、10歳をこえてきたので、これからの老後のケアを、肝臓だけでなく、心臓や腎臓にも気をつけて、元気に長生きしてもらうように、ケアしていきます。

長らくずっと下痢でした。

アイスランドシープドックのヴィヴィちゃんは、9歳。喉が弱く、咳がつづいたり、あとは下痢がつづいたり、で、どの病院でもステロイドしか提示されたないので、5年間、放っておいたようです。当院で漢方薬ためしたら、すぐベンがよくなったので、喜んでくれました。実はステロイドを体にあまり入れていない子は、病気が重くなっていないため、漢方薬での治療も比較的に早く済むことが多いのです。4年たったいまでも、精神的なダメージをきっかけによく下痢になるので、やはり漢方薬でのケアはつづけてはいます。胃腸だけでなく、喉の神経や腎臓など、これからも総合的に老後のケアしてしていくのが、良いと思います。

全身性エリトマトーデス(SEL), 脂肪織炎の漢方薬治療

4歳のワイマナラーのグレイスちゃんは、背中の蜂窩織炎の治療で来院されました。治療はすぐすんだのですが、顎が下がって口を閉じられないということも昔あり、なにか免疫力の弱さを感じたので、要注意だと思っていました。漢方薬やめて、その後一年くらいしたら、今度は皮膚の炎症を繰り返すということで、脂肪織炎と診断され、さらに足腰の歩き方もおかしくなり、全身性エリトマトーデス(SLE)と診断され、ステロイドでの治療しかないと主治医にいわれたので、また漢方薬を再開されました。今度の治療は、前回よりもながく大変でしたが、3、4ヶ月くらいかけて治療がすみました。ただ、この子の免疫力を支える必要があるので、それからは、最低限の漢方をつづけてもらっています。それから4年たった今まで再発することなく、無事に元気に過ごしています。

繰り返す下痢、IBD, リンパ管拡張症の漢方薬治療

キャバリアのちいちゃんは、7歳の時、3年にわたる繰り返す下痢で、IBD,リンパ管拡張症と診断され、ステロイドや、アトピカという免疫抑制剤を飲み続けないと治らないといわれ、毎日飲んでいました。しかしついに肝臓の機能が悪化して、漢方薬治療に来られました。少しづつステロイドもアトピカも減らして、4ヶ月くらいでやめることができ、下痢も漢方薬で抑えられるようにはなりました。その後、心臓病がだんだん悪化して、他の専門病院で僧帽弁の軸索の再建手術を受けることになり、その後の心臓と腎臓のケアに、漢方薬をうまく使っています。10歳をこえて、たまに下痢になることもありますが、アルブミンを落とすことなく、ステロイドやアトピカは使わず、漢方薬だけで、心臓や腎臓、肝臓も含め上手にケアできています。このようないろんな慢性の臓器の負担を、統合的治療する老後のケアは、漢方薬が適していると思います。