ギンジちゃんは15歳。
10年以上前はアトピー性皮膚炎で苦しんでました。
10年以上のお付き合いになりますが
あっという間です
そろそろ老化対策かな
アトピー性皮膚炎悩む子たちは多いのですが、山口県からいらしたポッキーちゃん(6歳)ほど全国の病院をまわられた方はあまりいないと思います。
1年前の夏にいらしたときは、出版物をだしているような東京や大阪の病院にいかれ、そこの漢方薬治療だけでなく、食事療法、サプリメント、すべてやって、でも全然治らないので、どうしてもステロイド治療になってしまう、それが困って来院されました。
漢方薬で体質改善と同時に、精神的な治療を行い、今は、ステロイドなしでも、すっかり安心して見てられる状態に治りました。
ステロイドをつかえば、どんな皮膚病も見た目はよくなります。ただ内臓には負担はかかり依存症になってやめられなくなってしまい、ひいては寿命が短くなってしまいます。ですから、もう依存症になっているなら難しいけれども、できれば、ステロイドに頼ることなく、病気を根本から治していきたいですね。
柴犬のまるちゃんは、2年間皮膚病で、ステロイドや免疫抑制剤を使用して、困っていました。推定5歳の2年前に漢方治療しに来院されて、私は精神的な影響が大きいと判断しました。もちろん2年間免疫力を落とす治療をされてきているので、漢方で免疫力をあげながら、治療しました。今では、すっかり綺麗な皮膚になりました。この子は、ステロイドの依存性がすくなく、2、3ヶ月の漢方薬治療ですぐステロイドを抜くことができたので、その後も順調に治療がすすみ、3、4ヶ月後には綺麗な皮膚になっていました。ただしもっと長い間、そして多いの量のステロイドをのんでいたら、もしくは、もっと高齢だったりしたら、ステロイドが抜けなかったかもしれません。(ステロイド依存の子は、外から薬として与えられたステロイドのために、自分で体内ステロイドが作れなくなってしまった子です)
ステロイド依存のアトピー性皮膚性の治療経過のスピードは、漢方薬で、ステロイド抜けるかどうかに、かかっています。ただステロイド抜けないとしても、漢方薬を併用することで、内臓を守り、さらにステロイドの要求量が増えるのを防ぐことができるので、意義はあると思います。
アトピー性皮膚炎で、何年もの間、ステロイドを服用していて、高齢になってしまった子のステロイドは、簡単には抜けません。むしろリバウンドがこわいので、ゆっくり減らしていき、できれば、抜けますし、ステロイド依存の身体になってしまった子には、最低量で維持して、ステロイドの弊害ができるだけおさえるよう、免疫力をあげていくという治療になります。9歳のチワワのポッキーちゃんは、2年以上ステロイドを服用していて、当院にこられました。3ヶ月の治療で、毎日飲んでいたステロイドを3日おきにまで減らすことができました。ただここから難しいですが、毛並みも皮膚もよくなっているので、あせらず漢方治療していきます。
現在は、