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月別アーカイブ: 2011年 3月
フレンチブルのアトピー性皮膚炎
フレンチブルのポンきちちゃんは2歳です。去勢した後くらいから皮膚病になり、他院では月に1週間から2週間ほどステロイド剤を使って、皮膚病を抑えていたそうです。始めに来た時は、アトピー性皮膚炎を呈していて、顔、耳、手足が発赤し、おなか全体には湿疹がありました。3ヶ月の漢方薬治療で、顔やおなかや背中もきれいになり、体質は改善されたようにも見えましたが、脇の下の赤みやかゆみがなかなかひきませんでした。飼い主さんの話しを聴き、行動も観察しました所、これは体質改善では抑えられない、精神的な要因によるもの可能性が高いと判断しました。精神的な面に働く漢方薬を使い、治療しましたら、1月で、改善しました。ただし、この精神的な要因からくるわきの下の皮膚病だけは、再発の可能性があるので、今後も注意していかないといけません。
脂肪織炎と肥満からくる足の疾患(パテラの脱臼)
チワワのちゃおずちゃんは、もともと脂肪織炎という、抗生物質の効かない免疫介在性と考えられる慢性の炎症が太もものところにあり、漢方薬治療に通院されていました。これは、継続的にステロイドで治療する場合が多く、逆に副作用で、免疫力が落ちたり、いったん治ってもまた再発して、さらに多くのステロイドを投与する必要がでたりと、困ることが多いです。でも漢方薬でのんびり治療してくれればよいです。ちゃおずちゃんは、なかなか漢方薬を飲むのが苦手で、飼い主さんは困ってみえました。そこに、肥満からくる足の膝蓋骨(パテラ)の脱臼がかさなり、歩けなくなりましたので、入院して、減量と、漢方薬をきちんと飲むことにしました。1ヶ月あまり入院して20%減量し、歩くのも問題なくなりました。脂肪織炎もずっと小さくなり、少しのカサブタが残るだけになりました。お家にかえって、2週間たつのですが、体重は維持できていますが、もう漢方薬を飲むのをいやがるようになったので、困ります。(脂肪織炎は治ってももう数ヶ月漢方薬を継続してもらう必要があります。)病院では全然飲ますのに苦労しなかったので、不思議です。おそらく家では、もっとおいしいものがもらえるので、いやいやしているのでしょうね。
カテゴリー: 免疫性、ホルモン性疾患の治療, 漢方薬
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震災時にもし糖尿病だったら
この度の震災で、ご家族を亡くされたり、避難生活を余儀なくされている方々のことを思うと、胸が痛みます。家族同様であるペットたちも同じように、すべてが足りない中で、避難生活してることでしょう。もちろん健康ならばまだしも、慢性の病気で治療が継続的に必要な場合は、困ってしまいます。例えば、腎不全で点滴が必要な場合は、避難生活の中での治療は難しいでしょう。あとは、注射が必要な場合、例えば、糖尿病でインシュリンの注射を毎日打たないといけないような場合は、滅菌した注射と冷やしたインシュリンを常に用意しておくのは困難だと思います。ただこういう時こそ、持ち運びと保存が安易な固形の漢方薬が役にたちます。8歳のフレンチブルのコテツちゃんは、夏に糖尿病が発症しました。血糖値も3倍に上がり、尿糖もおりていましたが、インシュリンは使わず、漢方薬で治療し、半年以上、血糖値を正常値にコントロールしてきました。もちろん尿糖も検出されません。漢方薬を止めることは怖くてできないですが、少量の漢方で、このまま治療していくことに飼い主さんも喜んでもらっています。あと点滴ほど即効性はありませんが、腎臓の機能を高める漢方薬もあります。もし、震災で避難生活をしている犬や猫で、漢方薬治療など、ご相談したいことがあれば、よろこんで受け付けますのでご連絡ください。交通さえゆるせば、往診をしにいくことも可能になる日も近いでしょう。(たとえお金をとらなくても、動物医療行為は、対面でしないと、法律的にも、安全の面でも、許されていませんので、薬を送るだけということはできませんが)
カテゴリー: 免疫性、ホルモン性疾患の治療, 漢方薬, 腎臓、泌尿器の治療
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犬の花粉症
毎年この時期になると、花粉症になるワンちゃんが増えます。ただ症状は、人間のようにくしゃみ鼻水という子は少なく、どちらかというと、顔の周辺のかゆみや腫れが多いです。耳の耳介が赤くなったり、目が腫れぼったくなったり、口の周りが赤くかゆみがでたりすることが多いです。ハルペッツクリニックでの漢方薬治療より、アレルギー性の皮膚炎が一端治って治療が終わっていた子も、この時期だけ、少し顔の周りだけ皮膚病が再発して、来院される場合もあります。パピヨンのゆずちゃんもそんなケースで、口の周りが少し赤くなってしまいました。ただこの時期だけの治療でよいので、そんなにひどいかゆみではないので、心配しなくてもよいです。抗ヒスタミン剤は人間の場合は眠くなり、仕事の効率が落ちるのでつかいたくないですが、犬の場合は、寝てもらってもそんなに困ることはないので、(警察犬とかは困るでしょうが)とんぷくで使えますし、もちろん漢方薬やサプリメントもありますし、使うのも花粉の時期だけでよいですから。
大地震
ポメラニアンの皮膚病(脱毛)と心臓病の治療
ポメラニアンのぽんたちゃんは7歳で、背中に脱毛ができて、それが通っている病院で治らないので、来院されました。アロペジアを疑い、ホルモン剤と漢方薬で1ヶ月ほどで毛がはえてきて、2ヶ月で完全に治りました。ただ、心臓の音が悪いことが、初めの聴診で分かりました。自覚症状もなにもなく、元気にしているので、飼い主さんとしては、驚いたようです。自分も、皮膚病の治療に来たのですし、まだ雑音も聞こえていなかったので、早めの治療を強く勧めるにとめおきました。皮肉なことに、早く皮膚病が治ってしまったので、次に診たのが、半年たってからでした。咳がでるので、これはいけないと思い来院されたのですが、もうすっかり心雑音がきこえるようになっていて、心臓もかなり肥大して、悪化してしまっていました。今は治療中ですが、薬の面でも経済的な面でもなかなか負担が多く大変です。心肥大による心臓病は、心雑音が聞こえるようになる前に、血圧を落とす西洋の薬や、漢方薬で、早めに心臓の負担を減らしてやることが、進行を遅らせる(or 止める)という意味でとても大事になります。が、飼い主さんが気づくような自覚症状がないので、飼い主さんに必要性をわかってもらうのが大変です。もの言わぬ動物の自覚症状を飼い主さんが認識した時には、残念ながら、おそいことが多いのです。健康に見える子でも、聴診や心臓のエコー検査など、定期的な健康診断は大切ですね。
カテゴリー: 免疫性、ホルモン性疾患の治療, 漢方薬, 皮膚病の治療
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ゴールデンの背中の脱毛の漢方薬治療
ゴールデンレトリーバーのマリアちゃんは3歳。2歳の時、春(5月)と冬(1月)に背中の皮膚の両側の一部が脱毛して、皮膚が黒づみ、動物病院で、甲状腺ホルモンの血液検査をしても異常がみられず、いろんな治療してもなおらないので、漢方薬を試してみようと、滋賀県から来院されました。よくみると、左右対称に脱毛がみられ、さらにそこに痒みもない、ことから、アロペジアを疑いました。痒みや炎症は見られないので、抗生物質は不要で、ホルモン治療とそのホルモン治療の効果を促進するために漢方薬を加えて治療しました。3ヶ月の治療で完治して、そのあと、春と冬がきましたが、再発しないでくれています。ポメラニアンや、チワワでアロペジアという病気は多いのですが、ゴールデンレトリーバーではめずらしいです。
カテゴリー: 免疫性、ホルモン性疾患の治療, 漢方薬, 皮膚病の治療
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ジャックラッセルテリアのアトピー性皮膚炎
ジャックラッセルテリアのくうちゃんは、まだ1才半。
小さい時から、ワクチンでアナフラキシーのアレルギー反応があり、顔が腫れてこまったり、皮膚病がでたりしたそうです。胸から広がった皮膚病が、治療をしても治らず、だんだん足にまでひろがり、下半身全体が赤くかゆくなって、アトピー性皮膚炎ではないかと、1才の時に、来院されました。漢方薬を使って半年かかりましたが、もうお腹も手足もきれいになりました。
幼少時からワクチンアレルギーのでる子は、やはり、遺伝的に免疫力の弱い子が多く、皮膚病もでやすく、簡単にステロイドを使った治療をすると、免疫力がさらに弱まって、アトピー性皮膚炎のようになって、皮膚病が悪化し、しまいにはひどい状態で慢性化してしまう子が多いです。皮膚病だけでなく、膀胱炎や、足腰の病気、それから糖尿病など、ずっと動物病院にかよいずめになってしまうことがあります。こういう子こそ、若いうちに、漢方薬を使って免疫力をつけながら、体質改善をはかるのが、他の病気の予防という意味でも、これから長い一生において、とても大事になります。
治ったくうちゃん。