ネフローゼ(尿たんぱく)の漢方薬治療

ラブラドールのはなちゃんは、まだ子犬の時に頭蓋骨を陥没する事故があり、目がよく見えなくなってしまいました。しかし、快活な性格で、目の見えなことが気にならないくらい、楽しく、のんびり暮らしていました。私が出会った5歳の時に診察すると、尿にたんぱくがおりていて、クレアチンの量もおおく、ネフローゼという腎臓の問題があることがわかりました。慢性的に落ちた腎機能は、回復できないので、漢方薬で少しでも進行を抑えるようなつもりで、10年以上にわたって治療していました。17歳になる今年、残念ながら、老衰でなくなりましたが、最後まで腎機能は保つことができました。いつまでも大きな赤ちゃんのような愛嬌たっぷりのワンちゃんでした。