
今回は、繰り返す大腸性下痢に対して漢方治療を行い、便の状態が安定したミニチュア・シュナウザーの症例をご紹介します。
犬種はミニチュア・シュナウザーで、一歳の子でした。
■ ご来院までの経過
1か月に1回ほどの頻度で、大腸性の下痢を繰り返していました。
症状が出るたびに下痢止めや整腸剤を使用し、一時的には改善していましたが、しばらくすると再び下痢を起こす状態が続いていました。
飼い主様は、症状が出るたびに薬で抑える治療を続けていてよいのだろうか、下痢を繰り返しにくい体質に整えてあげたいと考え、体質改善を目的としてハルペッツクリニック東京を受診されました。
■ 漢方治療の開始
漢方では「下痢」という症状だけを見るのではなく、食欲や便の状態、体格、冷え、胃腸の働き、症状が起こる頻度などを確認しながら、その子の体質に合わせて治療を行います。
この子にも、胃腸の働きと全身の状態を整えることを目的として漢方治療を開始しました。
■ 治療後の経過
漢方治療を継続することで、少しずつ下痢を起こす間隔が延びていきました。
治療開始時には1か月に1回ほど繰り返していた下痢が徐々に減少し、2歳になる頃には便の調子を崩すことがなくなりました。
その後は体重も増え、体調良く元気に過ごせるようになりました。
■ 犬が下痢を繰り返すときに考えられること
犬の下痢には、食事の変化や拾い食い、ストレス、腸内細菌のバランスの乱れ、寄生虫、食物反応性腸症、慢性腸症など、さまざまな原因があります。
大腸性下痢では、次のような症状がみられることがあります。
・排便回数が増える
・一度に出る便の量が少ない
・便に粘液が混じる
・鮮血が付着する
・何度も排便姿勢をとる
・良くなったり悪くなったりを繰り返す
下痢止めや整腸剤で一時的に改善しても、何度も繰り返す場合には、便検査や血液検査、画像検査、食事内容の見直しなどが必要になることがあります。
■ 繰り返す下痢に対する漢方治療
漢方治療では、一時的に便を固めることだけを目的とせず、その子の体質や胃腸の状態を確認しながら、下痢を繰り返しにくい状態を目指します。
西洋医学的な検査や治療、食事療法と漢方治療を組み合わせることで、症状の安定につながる場合もあります。
愛犬の軟便や下痢がなかなか治らない、薬をやめると再発する、慢性的にお腹の調子が安定しないなどのお悩みがありましたら、ハルペッツクリニック東京までご相談ください。
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ハルペッツクリニック東京
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